映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

ヒッチコック

ヒッチコック監督は最強です

これまで5000本もの映画を観てきた。その中でも、繰り返し観ているのが、小津安二郎監督とアルフレッド・ヒッチコック監督という二人の映画職人の監督作品。 このブログに移行して、過去のヒッチコック監督の記事をチェックしようとしたが、私の記事の分類「…

ヒッチコックのカメオ出演・ベスト5

ヒッチコックといえば、自分の映画に一場面だけ顔を出すことでも有名。 登場のしかたとしては、通行人の役が最も多く、列車に乗るところなど乗物とともに登場することが何度もあって、監督の乗物好きがよくわかる。 その他カメオ出演のために、いろいろな努…

「ヒッチコック」

スティーブン・レベロのノンフィクション「ヒッチコック&メイキング・オブ・サイコ」をもとに映画化。 この本は、ハリウッド映画史の貴重な資料でもあり、監督の思考や詳細な舞台裏レポートは、すこぶる面白い。この本は、「第1章・耐え難い事実ーエド・ゲ…

ヒッチコック監督作品の”ポスター”

これが明日から公開の映画「ヒッチコック」のポスター。 ヒッチコック監督(アンソニー・ホプキンス)と彼を支え続けてきた妻アルマ(ヘレン・ミレン)、主役ふたりの姿。 監督役の手には、「サイコ」で描かれたあの狂気のナイフが! そうか、この映画は監督…

「ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女」

アルフレッド・ヒッチコック監督が、彼に見出された女優ティッピー・ヘドレンを、映画「鳥」の主演女優に抜擢してから、次回作の「マーニー」まで撮影中の二人の関係を描く。 劇場未公開作で、WOWOWで鑑賞。今年度のゴールデン・グローブ賞テレビ・ミニシリ…

ヒッチコック監督作品の”予告編”

前回に続き、”予告編”について、ひとこと。映画は、予備知識なしの状態で観るのが理想的だと思っている。 映画館のなかで、胸ときめかせ、次の展開にワクワク・ドキドキというのが映画の楽しみのひとつなのだから。 映画館で強制的に見せられる”予告編”には…

風邪をひいたらヒッチコック

先週は、風邪で病院に行ったほかは外出せずに自宅で安静。こんなときは好きな映画しかないと、ヒッチコック監督のDVDを観ていた。「恐喝」、「救命艇」、「知りすぎていた男」、「サイコ」。 やはり何度観ても、面白い!今回は「知りすぎていた男」に感心す…

キネマ旬報・映画史上のベストテン <外国映画>

映画雑誌「キネマ旬報」が、映画史上のベストテンを発表した。外国映画の1位には、フランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」が選ばれた。これまで、”映画史上のベストテン第1位”作品といえば、 「市民ケーン」「天井桟敷の人々」「第三の…

「ヒッチコックに進路を取れ」

私が最も崇拝している映画監督ヒッチコックの作品について、最強ヒッチオタクのふたり イラストレーターの和田誠と 映画評論家の山田宏一が 熱く楽しく語る対談集(2009年8月 草思社刊)。でてくる、でてくる、関連する映画の題名や俳優名。ともかくふたりの…

映画予告編の最高傑作といえば、

昨日は「用心棒」の予告編について書いたが、これまで数え切れないほど観てきた予告編のなかで 最高傑作1本を選べば、ヒッチコック監督の「サイコ」だ。予告編は、舞台となるモーテルの前にたたずむヒッチコック監督の俯瞰場面から始まる。「ここに一軒の静…

市川崑とヒッチコック

昨日、市川崑監督が亡くなった。高校生時代に「おとうと」「破戒」等すべて封切で観ていて、その斬新な映像に酔いしれ、監督にファンレターまで出した。 「犬神家の一族」で、すっかり有名になった独特のレタリング・タイトルも大好きで、監督からいただいた…

ヒッチコックのこれ1本「裏窓」

前回書いた「世界の映画監督250人」のなかで、アルフレッド・ヒッチコック監督の解説は、 ”独自の作劇を開発したサスペンス映画の神様。” ”「レベッカ」「救命艇」「白い恐怖」「裏窓」「サイコ」とアカデミー監督賞候補5回だが、無冠。” ”ヒロインとし…

世界の映画監督250人

月刊誌「PLAYBOY」7月号は、総力特集 「映画監督ほど素敵な商売はない」 というタイトルに魅せられて購入。 メル・ギブソンなど「なぜ俳優は監督を目指すのか?」という記事も興味深く読んだ。 圧巻は別冊付録「世界の映画監督250人」だ。 そのコ…

驚愕のラストシーン

前回書いた「ラッキーナンバー7」には驚きのラストが用意されていた。 サスペンス・ミステリーやSF映画の楽しみのひとつに、最後に、あっと!驚く「どんでん返し」があることだ。 そこで、私が選ぶ 「驚愕・衝撃のラスト」映画ベスト5(製作順) 「サイ…

あの「スター・ウオーズ」が3D立体映画になる

最近また、ハリウッドでは3D立体映画に関心が高まってきたようだ。 DVDやホームシアター普及の影響で、映画館離れを食い止めようとしている動きである。 ジョージ・ルーカスが「スター・ウオーズ」シリーズ全作品を3D立体映画としてリマスターし、再上…

輪廻

「日本人初、全米ナンバー1を獲得した清水崇監督の最新作」が「輪廻」の映画宣伝文句。 「全米ナンバー1」とは、毎週公表される全米映画興行収入がその週に第1位であったということを指す。 清水監督が自らの作品をハリウッドでリメイクした「THE JUON 呪…