映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本映画にワイドスクリーンが少ない理由は?

小学生のときに熱狂した東映時代劇。 中学生時代に毎週観ていた日活アクション映画。 日本映画全盛時代の映画はワイドスクリーン(シネスコ版)だった。 これは、もちろん振興してきたテレビの対抗策。ワイド画面に波と岩、そこに「東映」のタイトルがなつか…

歌舞伎を最も安く見る方法

歌舞伎を観たことがないという友人を歌舞伎座に案内した。夕方6時に歌舞伎座近くの蕎麦屋「宮城野」で待ち合わせ、お酒少々飲みながら蕎麦を食べて、時間を待つ。 今回は、通し狂言「義経千本桜」の大詰(最後の出し物)「川連法眼館」の一幕だけを観ようと…

デジャヴ

【画像:38697.jpg】 予告編を観ると「デジャブ=既視感」の謎を描く「サスペンス巨編」という印象であったが、実際はミステリーも、SFも、アクションも、たっぷり含んでいて、いかにもハリウッド娯楽作らしい映画であった。 未見のひとにはネタバレ注意で…

「夜は短し歩けよ乙女」

”天然キャラの少女に 萌える男子の純情! キュートで奇抜な恋愛小説in京都” 4月5日発表予定の2007年本屋大賞ノミネート作品森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店。06.11.30刊)を読んだ。 なんとも痛快な青春恋愛小説である。 こんな彼がいたら女…

「タペストリーホワイト」

"「勉強もいいけど、大人になたら素敵な恋をするのよ。 ベルマークを集めているように幸せな恋を。」” 恋愛小説大好き男が、小説と1枚のCDを持ってきた。 それが大崎善生著「タペストリーホワイト」(文藝春秋。06.10.30刊)と、キャロル・キングのアルバ…

世界のクロサワ最新作「叫(さけび)」

【画像:38694.jpg】 ”世界のクロサワ”といえば、かつては黒澤明監督をさしていた。 だが現在は「黒沢清」監督が、そう呼ばれている。 監督が新作をが発表するたびに、ヴェネチア国際映画祭やカンヌ国際映画祭に招待作品として日本公開前に世界に発表される…

アカデミー賞の予想結果

「本命なき混戦」といわれた第79回アカデミー賞の授賞式の模様を WOWOWで見た。 同時中継版のほうは、同時通訳が聴き取りにくく見るのを断念。 翌日に放送された日本語字幕版のほうを見た。 私の主要部門6部門予想(2月24日ブログ)結果は、4勝2…