映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「トゥルー・グリット」

3週間ぶりに映画館へ。選んだ作品は、西部劇。私が最も数多く繰り返し観ている映画は、ジョン・ウェイン主演の「駅馬車」。だから西部劇は大好きなジャンルなのだが、新作はめっきり減り、「3時10分、決断のとき」は、久々に本格西部劇映画を堪能した。あれ…

題名の意味とは? 「心中天網島」

「心中天網島」(しんじゅう てんの あみしま)は、近松門左衛門作の文楽で、歌舞伎でもたびたび上演されている。紙屋治兵衛役は、藤十郎の十八番。題名の意味とは? 実際に起こった紙屋治兵衛と遊女小春の「心中」事件を題材にした。悪事を働けば捕えられ天…

題名の意味とは? 「伽羅先代萩」

映画ファンのブログを読んでいると、外国映画の「邦題」についての苦言が少なくない。邦題が、意味不明だったり、陳腐なものだったり、安易に原題をそのままカタカナにしたものだったり、・・と。私も同感。そこで、古きを尋ねて、歌舞伎や文楽の題名(外題…

「英国王のスピーチ」

WOWOWで、アカデミー賞授賞式中継を観た。主演男優賞を受賞した「コリン・ファースのスピーチ」は、”私のキャリアはピークを終えた”と切り出し、”スピーチは手短にしたい”と言いながらも延々と話し、会場を笑いに包んだ。監督賞を受賞した「トム・フーパーの…