映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウオレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

10年ほど前、福岡の映画館にレイトショーを観に行ったときのこと。若い女性が列をなして並んでいたのでびっくり。場内は満員で、立ち見も出る盛況。いつも空いている福岡でのめずらしい経験だった。そのときの映画は、短編クレイアニメ「ウオレスとグルミッ…

ブロークバック・マウンテン

今日夕方は会社の同僚と一杯飲んでいたが、話題の映画「ブロークバック・マウンテン」を観た人がいて、「この映画のテーマにはとてもついていけなかった」という感想を述べていた。 だが、まってほしい。この映画は同性愛に共感できるかどうかといった話では…

石田衣良著「I Love モーツアルト」

人気作家の石田衣良が書いた「I Love モーツアルト」(幻冬舎 06.3.5刊)を読んだ。 この本の特徴は、石田衣良がお勧めするモーツアルト・ベスト10曲のハイライトを収めるCDがついていることだ。もちろんその曲について聴きどころが解説されていて、この…

父といっしょに

今日は春分の日。お墓参り。 亡き父は、明治生まれの江戸っ子で、文化人だった。子供の頃から落語、明治座の新国劇や歌舞伎座の一幕見席など寄席や芝居そして映画館によく連れて行ってもらった。 お墓参りのあと、歌舞伎座へ行く。 3月昼の部は、曽我兄弟、…

不眠解消にクラシック音楽を

ここ数年、ブームとなっているクラシック音楽。 過去のクラシックCDアルバムのヒット作に「アダージョ カラヤン」(94年)がある。 発売当時、私は博多に単身赴任中。単身赴任を大いに楽しんだが、不規則な生活環境で、不眠が続いたことがある。そのときこ…

ナルニア国物語

子供のころ、「笛吹童子」(54年)「紅孔雀」「里見八犬伝」など東映チャンバラ連続活劇に興奮した。大友柳太郎扮する霧の小次郎なんか妖術使いが出てきて、現実離れした雰囲気がたまらなかった。 そして子供ながらも、こうした映画で、「愛」や「勇気」、「…

MOA美術館にて

週末は、伊豆に行って、温泉と遅咲きの梅・早咲きの桜を楽しんだ。 帰りに熱海のMOA美術館にふらっと寄ってきた。 この美術館は、毎年梅の季節に尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」が展示され、にぎわう。数年前の2月に行ったときは、ものすごい人出で、どの展…

明日から3ヶ月目に入ります

ブログを書き始めて丸2ヶ月となった。 当初、趣味系のブログを意識して、 ?映画の話題を中心とすること。 映画以外の話題であっても映画に言及すること。 ?映画館で見た映画はすべて書くこと。 ?毎週、最低2回以上書くこと。 を決めてスタートし、現在まで…

力道山 <日本人がいちばん力道山を知らない>

「力道山をヒーローであると思いたいのなら、この映画は、観ないほうがいい。」 「日本人がいちばん力道山を知らない。」 この挑戦的な宣伝用ちらしに誘われて、映画「力道山」を観てきた。 すごい映画だ。 日本のヒーロー・力道山の映画を韓国が作ったのが…

劇団四季「キャッツ」

劇団四季のミュージカル舞台「キャッツ」を観てきた。3月のこの時期は、会社は決算、学生は期末試験、ということで、よい席が確保できるのではないかと予想したとおり、2階席最前列をゲットできた。 180度を超えての円形に舞台を取り巻くキャッツ・シア…

アカデミー賞発表

6日発表された第78回アカデミー賞は、私の予想したとおり「クラッシュ」が作品賞(脚本賞も)を受賞した。 授賞式の冒頭には、作品賞本命の西部劇「ブロークバック・マウンテン」に司会者がふれて、「これまで西部劇は、同性愛と無縁だった」とか言いなが…

明日はアカデミー賞授賞式

第78回アカデミー賞授賞式が、いよいよ日本時間で明日早朝に行われる。 WOWOWで実況中継するので、毎年楽しみにしている。勤め人としては、生中継は見れないが、夜にダイジェスト版が放映されるので、それをいつも見ている。 今回は、同性愛あり、人…

イヌゴエ<関西弁を話す不思議な犬>

私の娘の飼い犬はフレンチブルであり、その愛嬌あるフレンチブルが関西弁で話すという映画が話題ということで、今週は、ミニシアター「渋谷シネ・ラ・セット」に、その題名もずばりの映画「イヌゴエ」を観に行った。 この映画館は、お酒を飲みながら映画を楽…

老人よ書け 動き回れ

私の前回のブログで書いた筒井康隆が、昨日の日経新聞夕刊に「年をとることがそんなに悪いことなのか」と、元気な老人文学を提案した記事が掲載されていた。 「中学生が殺しあう<バトル・ロワイアル>が映画化されたとき、子供たちに悪い影響を与えると政治…