映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

川本喜八郎さんを偲んで

”日本を代表する人形アニメーション作家で、NHK人形劇「三国志」などを手掛けた人形美術家の川本喜八郎が亡くなった。”私は川本喜八郎の作る人形映画の大ファン。日本の伝統美を追求し、今昔物語(「鬼」)や能(「道成寺」「火宅」)を題材にしながら独…

「ベスト・キッド」

”最高の師匠がくれたものー それは、逃げずに立ち向かう勇気。 あの伝説が北京で甦る!” もう四半世紀も経ったかとは思えないほど良く覚えている映画「ベスト・キッド」のリメイク。オリジナル版は原題が「The Karate Kid」というように ”空手”をとおして少…

海老蔵・勘太郎の歌舞伎「東海道四谷怪談」

「東海道四谷怪談」といえば、夏は怪談映画が定番だった頃の新東宝映画(1959年)がすぐ浮かぶ。「色悪(いろあく)」とよばれる民谷伊右衛門の役柄を天知茂が、ニヒルに演じ、中川信夫監督が鶴屋南北の歌舞伎世界を描ききった傑作だ。八月花形歌舞伎(新橋演…

「ヒックとドラゴン 3D版」

米アニメ界で、「トイ・ストーリー」のディズニー/ピクサーと対抗勢力である「シュレック」のドリームワークス最新作。これが、「トイ・ストーリー3」に劣らぬ傑作なのだ。3Dがすごい。今年7本目の3D映画鑑賞だが、3Dの魅力満載で、あの宮崎駿も真っ…

「借りぐらしのアリエッティ」

スタジオジブリの新作アニメは、宮崎駿脚本で若手・米林宏昌の初監督作品。少女の冒険と成長、自然保護というテーマといい、CGとは一線を画すやわらかな絵など、この新作でもスタジオジブリの魅力が満載。同じくヒット中の「トイ・ストーリー3」のような…