映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

原節子 15歳の“幻”映像「生命の冠」

月刊誌「新潮45」3月号付録のDVDで観た。 原節子が映画デビュー翌年(昭和11年)に15歳で出演した映画で、北方領土・国後島でロケが行われた映画。こんな作品が残っていたことを始めて知った。原節子15歳の姿は、この映画の前に出演した映画「河内山宗…

「あしたのジョー」

曽利文彦の初監督作品「ピンポン」は、卓球という絵にならないスポーツを格闘技のような迫力で見事に描き、敵役である歌舞伎役者・中村獅童の個性を十二分に引きだした監督の力量に感心した。その監督が、ボクシングを、しかも誰もが知る漫画を映画化したと…

「ヒア アフター」

クリント・イーストウッド監督の最新作は、“死後”がモチーフ。80歳を超えた老境の監督は、脚本を渡されて読んで「見たことがない映画になりそう」と、快諾したという。死後の世界があるか・ないか、ということがテーマではない。人間の持つ内面や苦悩、寂し…

「ザ・タウン」

この題名、日本人にはピンとこない邦題だ。ボストン北東部で、”タウン”と呼ばれる犯罪多発地域を指す。ひと昔前なら「犯罪の町」とでもいった邦題になっただろう。親から子へと強盗稼業が受け継がれる町。主人公ダグ(ベン・アフレック)が、その町から抜け…

題名の意味とは? 「菅原伝授手習鑑」

外国映画の邦題にはカタカナが多く、意味不明だったりして映画を観たいという意欲を削いでいる作品があるのではないか。 公開中の映画「ザ・タウン」や「レッド」も、内容を知らない人には、”どんな映画?””ファミリーもの?”と言われてしまう。その点、歌舞…

文楽「菅原伝授手習鑑」

国立劇場の文楽公演第二部を観てきた。「菅原伝授手習鑑」は、二、三、四段目で、三通りの”親子の別離”が描かれている全五段からなる長編の浄瑠璃。歌舞伎では、通しで上演されることが少なく、四段目の「寺子屋」(松王丸親子の別離)が、単独で繰り返し上…