映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム」

ニック・パーク監督と英国アードマン・アニメーションズが製作したクレイアニメ「ウォレスとグルミット」の短編集が日本初公開のとき、映画館は満員で立ち見の人もいたので、本当にびっくり。 子供より大人が面白いという口コミで映画館を満員にしたのだった…

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」

公開ギリギリまで映画の内容が明らかにされなかった。 この映画については正解。どこが「新起動」なのか興味をそそる。 予備知識ナシで観ることをお勧めする。人類軍リーダーであるジョン・コナーを生む前に母親サラ・コナーの抹殺しようと、機械軍はT-800タ…

「きみはいい子」

88年の歴史を誇る「キネマ旬報ベストテン」で、昨年女性監督が初めて監督賞に選ばれたのが、「そこのみにて光輝く」の呉美保監督。 注目の彼女の最新作ということで観に行く。小学校の新人教諭で、生徒たちに手を焼く岡野(高良健吾)。 3歳の娘に手を挙げて…

ミュージカル舞台「南太平洋」と映画版あれこれ

今週はミュージカル舞台を二つ鑑賞した。ひとつは、「サンセット大通り」(赤坂ACTシアター)で、今回はWキャストで濱田めぐみのほうを観劇。 彼女は歌唱力抜群なのだが、いかんせん発声が若いので老いた大女優を演じるに違和感はぬぐえず、少々期待外れ。も…

「サンドラの週末 」

会社から解雇を告げられたサンドラ。 解雇撤回を求め月曜日までの2日、長い週末が始まった。「ロゼッタ」、「ある子供」、「少年と自転車」などカンヌ国際映画祭で2度のパルムドールに輝き、5作品連続で主要部門を受賞したダルデンヌ兄弟監督の最新作。子…

「Mommy/マミー」

2014年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞作。 監督は、カナダ出身、弱冠26歳のグザヴィエ・ドラン。 過去4監督作品とも次々と映画祭にて賞賛の声を浴び、俳優としてのキャリアも長く「美しき天才」と称される若き才人。私はドラン監督作を観るのは初めて…