映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

TVシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」をビデオ鑑賞して、その哲学的で宗教的な難解さ、心理描写の特異性、ベートーヴェンやバッハの巧みな音楽の使い方などに共鳴し、すっかりハマってしまった。その後、「劇場版」も「新劇場版」も映画館で鑑賞してきた…

「悪の教典」

貴志祐介の”このミス第1位”原作を、三池崇史が監督したサイコミステリー。 教師の狂気の殺戮なんて、昔なら絶対ありえない絵空事と思えてしまうのだが、今日この頃なら現実感があると思えてしまう。 そう見せているから、怖いのだ。普段の熱心な先生の顔と悪…

「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」

今日の新聞夕刊広告。 キャッチコピーは、 ”究極のサーカスを映画館で体験しよう!””体験者から絶賛の声!” 「この3Dは、ライブを超えている」 「舞台の特等席で見た興奮!」 「まるで魔法にかかったよう」 「めっちゃ感動した」 「例えるなら不思議の国のア…

「終の信託」

無実の人が自供するという恐ろしい実態が明るみになった遠隔操作ウイルスに感染したパソコン所有者の誤認逮捕事件。 検察が無期懲役有罪を撤回し、”謝罪なき敗北宣言”といわれた東電社員殺害事件。検察を巡る不祥事が続くなか、この映画を観ると、これら不祥…

「アルゴ」

1979年イランでのアメリカ大使館人質事件を題材にしたベン・アフレック監督、製作、主演作。 前作「ザ・タウン」で、俳優監督として、”ポスト・クリント・イーストウッド”と言われるのも、うなづける一作だ。架空の映画をでっち上げて人質を救出する、なんて…