映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

モディリアーニと「モンパルナスの灯」

今日から国立新美術館で「モディリアーニ展」が開催された。大好きな画家でもあり、さっそく足を運んだ。初日にもかかわらず会場内は比較的空いていて、ゆっくりと鑑賞できた。モディリアーニで想いだす映画は、もちろん1958年のフランス映画「モンパルナス…

「魔法にかけられて」

”アニメーションから実写へ 2つの世界が出会う究極のファンタジー” おとぎ話の絵本が開かれると、そこは王子様との結婚を夢見るお姫様のいるアニメの国。だが王子の義母の魔女によって、現代のニューヨークへと追いやられての実写の世界。この二つの世界が…

「ライラの冒険 黄金の羅針盤」

ファンタジー映画大作といえば、圧倒的な迫力で魅せた「ロード・オブ・ザ・リング」3部作が筆頭。「ナルニア国物語」は、第2部がもうすぐ公開される。「ハリー・ポッター」シリーズは、私には既にもう食傷気味で、次回作を期待していない。 これでファンタ…

三浦しをん著「仏果を得ず」

"文楽にハマっている"という若手直木賞作家・三浦しをんの最新青春小説。エッセー「あやつられ文楽鑑賞」で、伝統芸能・文楽の奥深い世界をレポートしたと思ったら、今度は小説でまたも見事に描いてしまう。この人の才能に驚く。主人公は、文楽で太夫を語る…

「バンテージ・ポイント」

”大統領を撃ち抜いた1発を、 あなたは8回目撃する。” この最新の宣伝文句(右の古いチラシ文句と違う)は、ミステリーファンには、「観たい!」と思わせる。しかも、これは映画の内容も的確に伝えている。 大統領暗殺事件を、TV中継ディレクター、旅行者…

「ガチ☆ボーイ」

” 青春☆ガチンコ グラフィティー 見参! ” 大学プロレス部に入った青年の汗と涙の青春コメディー。といえば、相撲部に入ったモックン演じる「シコ ふんじゃった。」の二番煎じか、と思いきや、この「ガチ☆ボーイ」は、笑って泣ける上出来の感動作だった。 「…

「チーム・バチスタの栄光」

*現役医師・海堂尊のベストセラー小説の映画化。*竹内結子と阿部寛が探偵コンビ。*「犯行現場は、半径10cm。この7人の中に、いる。」 という旨い宣伝文句。これにつられて、観にいった。 ミステリーであるが、肝心の謎解きが弱い。前半が退屈で、本命…

「ノーカントリー」を試写会で観ました

昨日、試写会(ヤクルトホール)で観てきた。どうしても観たくて初めて出した試写会の応募に当選。応募には年齢も記入するので、シニアには(FOR OLD MEN)当たらないのではないかと思っていたので、当選は意外だった。原題が”NO COUNTRY FOR OLD MEN”なのだ…