映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2018-01-01から1年間の記事一覧

引越し作業中

これまで使っていた「はてなダイアリー」は来月に停止され、この「はてなブログ」に統合されたため、引越ししてきました。 現在、移行作業中です。 そのため「映画は時代を映す鏡」記事の更新を一時休止させていただきます。 よろしくお願いいたします。

「ボヘミアン・ラプソディ」

バンド名の「クイーン」は知らなかった。 だから題名の意味(曲名と)も知らなかった。 でもこの映画を観れば、凄いバンドで、凄い曲ばかりと納得だ。 最後のチャリティコンサート“ライブエイド“を再現したシーンで、興奮は最高潮に。 大観客と共に素晴らし…

「日日是好日」

黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で描く、お茶の世界。 樹木希林を偲ぶに格好の作品。 お茶の世界と同じ、まさにじっくりと味わい深い映画だった。エッセイスト森下典子原作は未読。 監督は、「まほろ駅前多田便利軒」「さよなら渓谷」の大森立嗣。お茶…

「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」

ABBAのヒット曲で構成されたミュージカル「マンマ・ミーア!」の続編。前作で描かれた母と娘、母と3人の元恋人との物語を交錯して描く。 だから、前作を観ていないと面白さは半減するので、未見のひとは前作を観てから劇場に行くことをおススメする。この本…

小津安二郎監督「麦秋」

立秋を過ぎる頃になると、小津安二郎監督の映画が観たくなる。 そこで「麦秋」「彼岸花」「小早川家の秋」の3本を鑑賞。これまで繰り返し観ている監督作品はヒッチコック監督なのだが、年齢を重ねると小津監督のほうが多くなっている。「麦秋」は、NHK・BS…

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」3D吹替版

毎日の酷暑。 映画館で涼みながら暑さを吹き飛ばそうと映画館へ。 近所のシネコンでは、2D字幕版・2D吹替版・3D吹替版があったが、迷わず好きな3D上映スクリーンを選ぶ。 本作も3Dの迫力を十分に楽しめた。この映画は興行成績第1位というのに、平日昼…

橋本忍さんを偲ぶ

脚本家・橋本忍さんが死去した。100歳。今から50数年前に、縁あって東京世田谷にある自宅を訪問する機会があった。 驚いたのは蔵書の多さ。中でも目を引いたのは、「ハヤカワ・ポケット・ミステリー」が廊下までずらりと並んでいたこと。 ミステリー・探偵小…

「万引き家族」

親の死亡を隠して年金を不正受給していたというニュースに着想をえたという是枝裕和監督お得意の家族の形や社会問題を描く。 第71回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。 監督の受賞後記者会見での作家としてのスタンスに共感した。話題性もあり2週目でも…

「モリのいる場所」

1977年に97歳で他界した画家、熊谷守一。今年3月に、東京国立近代美術館で、 「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」展 を観て、花や虫など身近な生きものを描いた独特の作風に共感した。だからこそ熊谷守一とその妻秀子の一日を描いたこの映画を楽しみに待…

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

映画は時代を映す鏡。実にタイムリーな映画だ。 原題は、「THE POST」(ワシントン・ポスト紙)。 日本題名「ペンタゴン・ペーパーズ」は、ベトナム戦争時に国防総省(ペンダゴン)がベトナム戦争について客観的な調査・分析をした大量の最高機密文書のこと…

アニメーション映画ベスト10本

ピクサー製作の新作アニメ「リメンバー・ミー」を観た。 死者の国を扱いながら明るく快活に、予想を超える展開が実に面白い。 勇気と冒険、家族愛というアニメ映画の王道をいくなか、物語も実に感動的。 主題歌はアカデミー賞受賞にふさわしく、実にピタリは…

「グレイテスト・ショーマン」

実在した興行師P・T・バーナムの半生を描くミュージカル。 1952年に製作された大作「地上最大のショウ」のモデルとなった人物だ。傑作「レ・ミゼラブル」のヒュー・ジャックマン主演だけあって、冒頭から素晴らしい歌唱力で観客を釘づけ。 子供時代の場面で…

「スリー・ビルボード」

題名の「スリー・ビルボード」というのは、閑散とした田舎の道路わきに設置された3枚の看板。 未解決レイプ殺人の地元警察の怠慢を批判する広告看板だ。 このメッセージを出したのは娘を殺された母親。 さて、この田舎町の人々は・・・ 映画的な巧みなプロ…

2018年アカデミー賞 大胆予想

このブログで毎年恒例のアカデミー賞予想時期となりました。 昨年WOWOW生中継で授賞式を見ていて、私の予想が5勝1敗と好成績! と思ったら、最後の作品賞発表で予想した「ラ・ラ・ランド」との発表が、なんと撤回されるハプニング。 そのため私の予想は4…

「デトロイト」

昨年の「ダンケルク」や「ハクソーリッジ」と同様に、観客がその時・その場所を体感する映画。これが映画の醍醐味。1967年のデトロイト、連日暴動が続く中で起きた事件の実話を描く。 その緊張感 リアリティ映像は半端じゃない。 それもそのはず。「ハート・…

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

待望のSWシリーズ・エピソードⅧ。 前作「フォースの覚醒」をもう一度観直してから劇場へ。フォースの力に目覚めたレイ、暗黒の世界へ行ったカイロ・レン、行方不明だったルーク・スカイウォーカーへとの再会・・・ 前作直後から始まり、怒涛のアクション展開…

新年ご挨拶

あけましておめでとうございます2006年1月のブログ開設から、週2回投稿をめざして 書き始めたブログは、もう13年目となりました。 最近では月2回程度の投稿となっていますが、 これからも無理せず気ままにアップしていきます。 引き続き今年もよろしくお…