映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画監督・新藤兼人さん死去

私が最も”尊敬する”日本映画監督である新藤兼人監督が、100歳で死去した。高校2年(1961年)のときに観た「裸の島」に大感動して、以後監督作品のほぼ全作品をオールタイムで観てきた。「作りたい映画だけを作ることのできる映像作家」として、尊敬していた…

「ダーク・シャドウ」

60年代後半に作られた米テレビシリーズの映画化だという。バンパイアが200年後に甦る。その甦った時代というのが1972年。この時代を舞台にしたのが正解。 携帯電話が行き交う現代では、バンパイアの趣が台無しであるし、オリジナルと同じ時代の空気を映画に…

「裏切りのサーカス」

映画館で入場券を購入したら、チラシ(下の写真)を1枚くれた。 そこには、「本作に限り、ストーリー、人物相関図などを、ある程度把握してからご覧いただくことをお勧めします。 展開、伏線、結末ー本作の奥深い魅力を、よりお楽しみ頂けること必至です。…

「ル・アーヴルの靴みがき」

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督は、90分以内の小品ながらも人生の断片を描く名手。 代表作は「浮き雲」だが、感動のラストシーンを見せたくてこの映画を作ったのではないかと思わせたほど。 前作の「街のあかり」以来、久しぶりに新作に出会えたのが…