映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

犯人に告ぐ

【画像:38721.jpg】 WOWOWが劇場用映画製作に乗り出した。 その第1弾が「犯人に告ぐ」(滝本智行監督)。 秋に劇場公開されるが、完成直後に一夜限りということでWOWOWで先行上映された。 先日のNHKハイビジョン放送では、劇場公開前の 「殯…

監督・ばんざい!

【画像:38720.jpg】 北野武監督の第13作は、映画監督キタノ・タケシが主人公の喜劇。 お得意のバイオレンスを封印したキタノ監督は、他のジャンルに挑戦しては失敗の連続、次なる企画を求めてさまよい歩くうちに、地球に危機が迫るという破天荒なストーリ…

日本の映画料金はなぜ高いのか?

日本の映画料金(1,800円)は高いといわれている。アメリカ、フランス、お隣の韓国いずれも日本円で600円〜700円程度といわれており、日本では世界の相場の2〜3倍の料金を払わされている。 日本は土地が狭いので映画館の地代が高い、維持費がかかるなどの…

「秒速5センチメートル」

新海誠という熱狂的なファンをもつアニメーターがいる。ゲーム会社に勤務しながら個人で自主制作したフルデジタルアニメ「ほしのこえ」(02年)はアニメファンを驚愕させ、DVDが10万枚も売れたという。 こちらは25分という短編であるが、光と影、色彩…

ザ・シューター/極大射程

【画像:38718.jpg】 スティーブン・ハンターの小説「極大射程」は、 文庫本上下2巻を一気に読ませる傑作で、ともかく面白かった。 寡黙で知的なヒーローが巨大組織の罠にはめられていく過程のサスペンス、銃器等の小道具、裁判でのミステリーといい2000年…

ヒッチコックのこれ1本「裏窓」

前回書いた「世界の映画監督250人」のなかで、アルフレッド・ヒッチコック監督の解説は、 ”独自の作劇を開発したサスペンス映画の神様。” ”「レベッカ」「救命艇」「白い恐怖」「裏窓」「サイコ」とアカデミー監督賞候補5回だが、無冠。” ”ヒロインとし…

世界の映画監督250人

月刊誌「PLAYBOY」7月号は、総力特集 「映画監督ほど素敵な商売はない」 というタイトルに魅せられて購入。 メル・ギブソンなど「なぜ俳優は監督を目指すのか?」という記事も興味深く読んだ。 圧巻は別冊付録「世界の映画監督250人」だ。 そのコ…