映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「私の少女」

韓国では少ない女性監督チョン・ジュリ鮮烈デビュー作。 その誕生を支えたのが、傑作「オアシス」のイ・チャンドン監督で、プロデュースを務める。主演の女優ふたりは「空気人形」のペ・ドゥナと、「冬の小鳥」のキム・セロン、となると演技が見ものと即断し…

吉田玉男襲名・文楽公演

年に4回開催される国立劇場での文楽・東京公演は、この10年間ほぼ毎回鑑賞している。人形遣い吉田玉女改め二代目吉田玉男の襲名披露が行われる5月公演は、チケット取るのに苦労した。 「あぜくら会員」は、一般申し込みより早く申し込みが可能にもかかわ…

「百日紅〜Miss HOKUSAI〜」

題名の「百日紅」(さるすべり)って、何で?”散れば咲き 散れば咲きして 百日紅”(加賀千代女) 「百日紅のしたたかさに、江戸の浮世絵師がだぶり、表題はこんなふうに決まりました」(ちくま文庫・上巻の解説より)描けば描くほど花ひらいていく長寿の天才…

「ソロモンの偽証 後篇・裁判」

2部作の後篇。 生徒の転落死、殺人告発状、隠ぺい体質の学校、いじめ発覚、友人の事故死・・ 転落死の足取りを追う生徒・藤野涼子は、生徒による校内裁判を開く。 涼子が検事、神原が弁護人となって白熱の裁判、いざ、開廷。裁判である以上どうしても「有罪…

「龍三と七人の子分たち」

聞いた話だが、 ”いまどきバカにできないものが3つある。 1つは、ユニクロ。2つ目は、軽自動車。そして3つ目は、老人パワー。” だそうだ。この映画「龍三と七人の子分たち」を演じる俳優たちは平均年齢73歳のベテラン俳優たち。 まさに老人パワーが爆発…