映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

雲流る <長崎・孔子廟にて>

「ナイト&デイ」

「ナイト&デイ」は、これだけでは、味もそっけもない「邦題」だ。"NIGHT AND DAY"といえば、私の年代では、コール・ポーターを描いた映画(邦題「夜も昼も」)とその名曲を連想する。”いつも、一緒に・・”という愛のスタンダード・ナンバーだ。ロイ(トム・…

「ガフールの伝説 3D」

"風を感じるリアル3D 伝説の勇者になるために選ばれた、 若きフクロウたちの冒険を、 雄大で壮美な3D映像で描く ファンタジーアドベンチヤー超大作”またしても3D映画である。先日の「Xpan-D」方式メガネに懲りて、お口直しに、いつもの映画館に3Dメガネ…

「THE LAST MESSAGE 海猿 3D」

3D映画は、今年だけでも10本目の鑑賞。毎月観ている計算に!今回はいつもの劇場と違う劇場で観たが、これが大失敗。3D映画上映システムは5つの方式があるそうだが、今回は全国で最も普及しているという「Xpan-D」方式だった。メガネは重く、何回かメ…

日本アニメの原型 「江戸写し絵」

今日、国立劇場小劇場で、「芝居と語り芸ー庶民の娯楽」を鑑賞。日本が誇る伝統芸能の奥深さをあらためて見直した。”江戸時代の庶民の最高の娯楽は、歌舞伎。そして時を経る中で、車人形や幻灯器を用いた写し絵、さらに映像が動く映画など、娯楽としての芝居…

「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」

昨年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位に輝いた世界的ベストセラーの映画化。 壮大な3部作である。シリーズ「1」をWOWOWで鑑賞し、あまりの面白さに、「2」は小説で読んだ。続いて「3」を読もうとしていたところ映画が公開された。もう待ちきれず…

「十三人の刺客」

大学受験予備校生だったときに観た工藤栄一監督の「十三人の刺客」には驚嘆した。30分に及ぶクライマックスの大殺陣は大迫力で、今でも伝説の映画。続く「大殺陣」や「忍者狩り」など、無名の者たちの壮絶な死闘を描いた東映時代劇は、”集団時代劇”と呼ばれ…