映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020 ベスト映画10本

コロナ禍で、もっぱら自宅でWOWOWやAmazonPrimeVideoでの鑑賞が多かった1年。今年観た映画は226本。古い映画再発見の1年でもあった。なんとか選んだ今年新作映画のベストテン。 第1位「パラサイト 半地下の家族」ポン・ジュノ監督映画の持つあらゆる要素…

TVアニメ版「鬼滅の刃」

超ヒット快進撃中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、原作第7巻からのお話ということなので、原作第1巻から第7巻冒頭迄を描くTVアニメ版(全26話)を観ておかねばならない。 そこで、動画配信Amazon Prime Videoで、まったく予備知識なきまま鑑賞。 第1…

清純派の人気女優・芦川いづみ

日活黄金時代を代表する女優、芦川いづみ。オールドファンには、なつかしいひと。その清純な美しさで、和製オードリー・ヘプバーンとも言われて。 代表作は、川島雄三監督「洲崎パラダイス赤信号」「幕末太陽傳」田坂具隆監督「乳母車」「陽のあたる坂道」熊…

「男はつらいよ」4Kデジタル修復版

27年間で48作。世界最長の映画シリーズとしてギネス認定。国民的映画となった「男はつらいよ」シリーズ。 その誕生50周年プロジェクトによって2年をかけて完成した「4Kデジタル修復版」が、BSテレビ東京で毎週土曜日に放映中である。 この機会にと、第1作目…

日活映画黄金時代の美女たち

日本映画の黄金時代、あこがれの女優は吉永小百合さん。私と同年代で、高校生時代に主役だった映画「ガラスの中の少女」「キューポラのある街」や「若い人」など彼女のセーラー服姿が同じ高校生当時まぶしかった。 コロナ禍の影響で自宅にいることが多いので…

追悼エンニオ・モリコーネ

イタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽を作曲したことで有名なエンニオ・モリコーネさんが亡くなった。91歳だった。60年代から映画音楽の作曲を始め、セルジオ・レオーネ監督をはじめ、ジュゼッペ・トルナトーレ、ブライアン・デ・パルマ、クエ…

「日本沈没」1973年版

私が大学生のころ、「SF御三家」と呼ばれた小松左京・星新一・筒井康隆に夢中だった。兄が購読していた雑誌「SFマガジン」は長く愛読雑誌だった。特に小松左京は、64年長編第1作の「日本アパッチ族」からファンになり、「復活の日」「エスパイ」「果しな…

定額制動画配信を楽しむ

新型コロナウイルスにより外出自粛のいま、自宅で気軽に映画が楽しめるネット有料動画配信。 動画配信といえば、第91回アカデミー賞で監督賞、外国語映画賞、撮影賞を獲得した「ROME/ローマ」で話題となったNetflix。この映画史を塗り替えた作品で、一躍動画…

映画館経営の危機

緊急事態宣言の全面解除。 やっと関西や東京を除く近隣県等での映画館が再開した。再開した様子の情報といえば、館内はガラガラだそうだ。満席となっても前後左右の座席を空けての最大50%。これでは新作の上映が危ぶまれるのも当然だろう。 特に、ミニシ…

何度も繰り返し観てしまう映画

DVDやBDが普及しWOWOW録画が可能になってから、同じ映画を何回も観ることがある。どうして何回も観てしまうのだろうか? これまで10回以上観ている映画は、「駅馬車」1939年 ジョン・フォード監督「裏窓」 1954年 アルフレッド・ヒッチコック監督「彼岸花」1…

「彼らは生きていた」

新型コロナウイルスで外出自粛、休業している映画館もある日曜日。評判の作品をネット配信で鑑賞。 「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が、第1次世界大戦の記録映像を再構築して製作したドキュメンタリー。 当時のフィルム映像にデジタ…

新型コロナウイルスのおかげで

2月上旬に「スターウオーズ9」を観てから、1か月以上も映画館に行っていない。外出も少なくなり、もっぱら自宅で、WOWOWや映画専門チャンネルでの録画しておいた映画や所有しているDVDを毎日のように観ている。 おかげで、次々と旧作名画との再会です。あこ…

2020年アカデミー賞 大胆予想

このブログで毎年恒例のアカデミー賞予想時期となりました。 今年は、 Netflixで配信された作品が多くノミネートされたり、「パラサイト 半地下の家族」が、韓国映画で初めて作品賞に選出されるなどが話題に。 主要6部門、私の予想は、 ☆作品賞予想=「1917…

「ジョジョ・ラビット」

第2次大戦下のドイツが舞台。兵士訓練中の10歳の少年が主役で、自然な演技で観客の涙腺を誘う。少年には空想上の友ヒトラー(なんと監督自身が珍演)がいて、その会話がおかしい。監督は「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ。 反戦を前…

謹賀新年

あけましておめでとうございます 2006年1月ブログ開設時には週2回投稿をめざし書き始めたブログ。 なんと15年目となりました。 最近では月2回程度の少ない投稿となっていますが、インスタグラムへの投稿に忙しいこともひとつの理由です。このブログは、…