監督作5選(制作順)を選べば
「サンセット大通り」1950年
サイレント映画時代の大女優で過去の栄光にすがって暮らしている老女役のグロリア・スワンソンが不気味で妖気が漂う迫真の演技に圧倒される。
「昼下りの情事」 1957年
プレイボーイの大富豪(ゲイリー・クーパー)と初心な娘(オードリー・ヘップバーン)のラブコメ。
師と仰ぐルビッチへのオマージュ味を楽しむ。
「情婦」1958年
アガサ・クリスティの法廷劇。小道具の使い方が巧く、最後のどんでん返しシーンまで息つく暇もないサスペンスがたまらない。
「お熱いのがお好き」 1959年
マリリン・モンローが精神不安状態、33歳の時の映画だが、明るく楽しいラブコメに仕上がる。
伝説になったラストのセリフに、ぶっ飛んだ。
「アパートの鍵貸します」1960年
笑いとペーソスのバランスが絶妙のドラマ。
アカデミー作品賞ほか5部門受賞の、米で今でも繰り返し放映される
クリスマス映画の傑作。
第12作「翼よ! あれが巴里の灯だ」以後4年間は監督の黄金時代です。