映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「127時間」

この映画の予告編あるいは広告により観客は”実話”の映画化と知らされている。主人公は閉じ込められても「127時間」後に救出されることが、はじめからわかっている。だから映画観客の興味は、どうやって救出されたのか?ということにつきる。大自然の峡谷に、…

歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜・河連法眼館の場」

6月の国立劇場は、歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜・河連法眼館の場」。この歌舞伎鑑賞教室は、高校生の団体が1階座席を占めることが多いので私はいつも団体の居ない2階席を購入している。一般1等席で3800円と安価で、時間も2時間強と、気楽に楽しめるのがい…

「プリンセス トヨトミ」

原作者である万城目学のデビュー小説「鴨川ホルモー」を読んで、すっかりマキメ・ワールドにはまった。京都を舞台に、千匹のオニを操りながら他校の大学生と戦う青春ものなのだが、奇想天外な展開がとにかく面白ろかった。2作目の小説「鹿男あをによし」は…

「岳 −ガク−」

映画の原作である石塚真一のマンガが数ページ読める宣伝用チラシをもらう。山をこよなく愛する明るい青年が主人公で、この島崎三歩という役柄が小栗旬にぴったりのキャラなのだ。これで、この映画は成功したといえる。片山修監督は、「花より男子」や「女帝…