こんなときは好きな映画しかないと、ヒッチコック監督のDVDを観ていた。
「恐喝」、「救命艇」、「知りすぎていた男」、「サイコ」。
やはり何度観ても、面白い!
今回は「知りすぎていた男」に感心することが多かった。
最初のタイトルでわざわざ”シンバルの一打が重要だ”と観客に知らされ、もう観客自身が「知りすぎていた男」となって映画が始まるのだ。
暗殺の瞬間が近づく。シンバルの一打までの時間とサスペンス、暗殺をどう阻止するのかというスリル、この緊張感がたまらない。
ラストの処理もあざやか、めでたく解決して観客の緊張感が切れた途端、すぐにユーモアある1カットで、見事な幕引き。
スリルとサスペンス、そしてユーモアの妙。上手いな〜