映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

清純派の人気女優・芦川いづみ

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日活黄金時代を代表する女優、芦川いづみ
オールドファンには、なつかしいひと。
その清純な美しさで、和製オードリー・ヘプバーンとも言われて。

代表作は、
川島雄三監督「洲崎パラダイス赤信号」「幕末太陽傳
田坂具隆監督「乳母車」「陽のあたる坂道」
熊井啓監督「日本列島」

私が大学時代に試写会で観た「日本列島」。
国会議事堂をバックに力強く歩き続けるラストシーンが忘れられない。

日活映画の黄金時代は、石原裕次郎の登場で始まった。
1960年に裕次郎北原三枝と結婚して、三枝が女優業を引退したため芦川いづみとの共演が多くなった。
「あした晴れるか」「あいつと私」「青年の椅子」等々で人気上昇。
ちなみに、神保町シアター「恋する女優芦川いづみ」上映期間中の人気投票結果では、黒縁眼鏡姿で登場した「あした晴れるか」が第1位で、珍しいコミカルな面を見せていた。

1953年~1968年に100本を超える映画に出演するも、藤竜也と結婚して引退。
北原三枝と同様、引退後は一切メディアに登場していない。

YouTubeで動画検索すると、出演作品の名場面が観ることができる動画が最近増えている。
芦川いづみ再評価の兆しなのだろうか。
あの可憐で美しい姿を観れて、懐かしい声を聴けるだけで嬉しくなります。