映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「彼らは生きていた」

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新型コロナウイルスで外出自粛、休業している映画館もある日曜日。
評判の作品をネット配信で鑑賞。

ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が、第1次世界大戦の記録映像を再構築して製作したドキュメンタリー。

当時のフィルム映像にデジタル加工で色彩を付け、コマ数を自然に戻し、会話音や戦場の効果音を加えた。
これだけで、あたかも戦場にいるかのような臨場感を体感する衝撃。

第1次世界大戦といえば名画「西部戦線異状なし」に学生位時代に衝撃を受けたが、それ以上に本作品は戦場の迫力や臨場感が本物であるだけにインパクトが強い。

ドキュメンタリー映画特有のナレーションがなく、代わりにBBCが保管していた退役軍人たちのインタビューが流れ、いっそうの現実感をもって体感するのである。

戦場の現場にいる、兵士の声を聴く、それだけでいろいろと深く考えさせられる。

若い人たちに観てほしい。

評価 ★★★★☆