映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

老人よ書け 動き回れ

私の前回のブログで書いた筒井康隆が、昨日の日経新聞夕刊に「年をとることがそんなに悪いことなのか」と、元気な老人文学を提案した記事が掲載されていた。



「中学生が殺しあう<バトル・ロワイアル>が映画化されたとき、子供たちに悪い影響を与えると政治家がクレームをつけた。映画を見たからといって彼らが非行に走るわけはなく、問題のすり替えに過ぎないと感じた。だったら老人のバトルならどうなんだ、と思った」のが、小説「銀齢の果て」執筆のきっかけとなったと、述べている。



そして「老人よ書け 動き回れ」という新聞記事の見出しにあるように、「年寄りこそ小説を書いてみてはどうか。人生経験が豊富なだけに、若者より面白い作品が生まれる可能性がある。」と提案する。

そのとおりだと思う。71歳にして現在も旺盛な活動を続ける作家筒井康隆に、私もこのブログを書き続ける意欲をもらった気分である。



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