映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

アカデミー賞発表

6日発表された第78回アカデミー賞は、私の予想したとおり「クラッシュ」が作品賞(脚本賞も)を受賞した。



授賞式の冒頭には、作品賞本命の西部劇「ブロークバック・マウンテン」に司会者がふれて、「これまで西部劇は、同性愛と無縁だった」とか言いながら、出てくる西部劇名作場面集では、シャツを脱ぐシーン、相手を見つめるいやらしい目つきのシーン、上半身裸で迎えるシーン等で、これは笑えた。とても同性愛と無縁とは言いがたい?とばかり。

これで、今回の授賞式は展開が期待できそうと思ったが、その後は何も起こらず、ハプニングなし、受賞者もそろって感謝の言葉だけのスピーチだった。

総じて平凡な授賞式であった。



ブロークバック・マウンテン」は、監督賞など3部門受賞に止まった。

アン・リー監督は「台湾(出身です)、香港、中国の方々、ありがとう。」と、スピーチの最後を締めくくった。日本には縁のないアジアの映画人の快挙ではあった。