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スティーブン・ハンターの小説「極大射程」は、
文庫本上下2巻を一気に読ませる傑作で、ともかく面白かった。
寡黙で知的なヒーローが巨大組織の罠にはめられていく過程のサスペンス、銃器等の小道具、裁判でのミステリーといい2000年「このミステリーがすごい!」海外作品部門第1位となったのも納得だった。
その映画化であるが、原作の膨大な内容を描ききれる長さもないので、ここはいかにもハリウッド的に作られている。
政府の陰謀にはまった狙撃の名手が巨大な敵に立ち向かうというお得意のパターンである。
主演は「ディパーテッド」でアカデミー助演男優賞にノミネートされた
マーク・ウォールバーグ。
演じるには若いと思ったが、これが以外とはまっている。
テンポがよく観客を飽きさせない。
ともかくあまり理屈をこねないで、次の展開を楽しむサスペンスアクションとして観れば、入場料金分は十分楽しめます。