安藤ゆきの同名コミックが原作。
監督は「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」で
2017年キネマ旬報ベストテン第1位を獲得した石井裕也。
人間が好きという高校生町田くんが、人間は嫌いという同級生女子と初めての恋に振り回されて・・
この主役二人が瑞々しい。共に新人だ。
周囲の高校生には、岩田剛典、高畑充希、前田敦子らのスターが演じ、これも奇抜な脇役陣。
監督の狙いどおりの、このちぐはぐ感、軽妙なユーモアが全体を覆う。
監督の2009年~2011年私好みの3作品
「川の底からこんにちは」「ハラがコレなんで」「あぜ道のダンディ」と同じテイストで、嬉しくなる。
好きなように楽しんで撮っている監督の姿勢も、優しい気持ちとなるコミックらしいラストにも、共感した。
評価 ★★★★☆