映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

2016年のベスト映画10本

今年最大の話題は、興行収入200億円を超え邦画歴代2位に浮上し、今も記録更新中の「君の名は。
最後まで予想できないストーリー展開、光と影、空や雲をとらえた風景描写がアニメならではの新海誠ワールド全開の傑作。
10年近く前の作品「秒速5センチメートル」は映画館で2回観たほどの新海誠監督ファンで、あまりの騒動に正直戸惑いはあっても、最後まで超ハイテンションで観れた映画は他になく、やはり今年のマイベストです。

<今年映画館で観た映画のベストテン>


1.「君の名は。」 (新海誠)


2.「ハドソン川の奇跡」 (クリント・イーストウッド)


3.「この世界の片隅に」(片渕須直


4.「ルーム」 (レニー・アブラハムソン)


5.「スポットライト 世紀のスクープ」(トム・マッカーシー


6.「レヴェナント:蘇えりし者」(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)


7.「湯を沸かすほどの熱い愛」 (中野量太)


8.「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(ジェイ・ローチ)


9.「永い言い訳」 (西川美和)


10.「シン・ゴジラ」 (庵野秀明樋口真嗣)


おまけ<今年の美術展覧会・ベスト3>

1.「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展(東京都写真美術館
”文明の終わり”というテーマでの、壮大な最新作個展。
観客の歴史感や意識を覆す衝撃の作品群。

2.「あいちトリエンナーレ2016」(名古屋、岡崎、豊橋で開催)
特に岡崎会場では”旅・キャラバン”という大会テーマを多角的に味わえた。

3.「柳根澤 召喚される絵画の全量」展(多摩美術大学美術館)
韓国現代絵画界の異才・柳根澤(ユ・グンテク、1965〜)の制作の全容を
世界に先駆けて紹介した企画に圧倒された。地方美術館のあるべき姿をみた