映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 3D版」

スティーヴン・スピルバーグ3年ぶりの監督、私の好きなピーター・ジャクソンが製作に参加した3D作品とくれば、すぐさま映画館へ。
予想以上の面白さ、3D効果もたっぷり。

とにかく、カメラワークがすごい。
ロッコの街でところ狭しと繰りひろげる追跡シーンは圧巻。
実写映画であればCGみえみえに映り、興を削ぐかもしれないところが、アニメなら文句なしスリリングに映る。
これだけではなく、実写ともアニメとも違う味のある雰囲気がいい。
抑えた色調は原作の年代をも感じさせる。
また、鏡や水の描写、ガラス越しの映像は、極めて精緻で、マジックのよう。
こうした映像が3Dでたっぷり楽しめる。

おまけに愛犬家にとっては嬉しい名犬スノーウィの活躍も観られるという、ぜいたくさ。
映画の楽しさ満載。満足の一作でした。