映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ガチ☆ボーイ」


” 青春☆ガチンコ
  グラフィティー
  見参!     ”

 

大学プロレス部に入った青年の汗と涙の青春コメディー。


といえば、相撲部に入ったモックン演じる

「シコ ふんじゃった。」の二番煎じか、と思いきや、

この「ガチ☆ボーイ」は、
笑って泣ける上出来の感動作だった。

 

「シコ ふんじゃった。」との基本的な違いは、主人公の大学生(佐藤隆太)が、記憶障害を抱えた人間であること。


これがドラマづくりに厚みを加えている。
だから家族もしっかり描かれていて、父親(泉谷しげる)には泣かされた。

 

見せ場である最後のプロレス・シーンは迫力満点。
「ロッキー」のような興奮を味わえる。
この試合を短時間には終わらせない監督の力量に脱帽。

 

監督は「タイヨウのうた」に続くメジャー2作目の小泉徳宏
1980年生まれというから驚き。有望な新人がいるものだ。
すぐにも「タイヨウのうた」のDVDを借りて観てみよう。