映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ライラの冒険 黄金の羅針盤」


ファンタジー映画大作といえば、
圧倒的な迫力で魅せた
ロード・オブ・ザ・リング」3部作が筆頭。
ナルニア国物語」は、第2部がもうすぐ公開される。
ハリー・ポッター」シリーズは、私には既にもう食傷気味で、次回作を期待していない。

 

これでファンタジー映画ブームも終わりか、と思っていたら、過去最大の映画製作費を投入したという
ライラの冒険」シリーズが登場した。

 

さっそく観てきたが、シリーズ3部作の完成を十分に期待できる作品に仕上がっていた。

 

この映画が魅力的な作品となっているのは、

?主人公ライラが少女、悪役がニコール・キッドマンと女性ふたりで固めていること。

空飛ぶ魔女も大活躍するので、まさに女性映画。
ファンタジーの主役は男の子のものではないぞ、とばかり。新鮮に写る。
特にライラを演じる新人、ダコタ・ブルー・リチャーズが純真で、芯の強さをも秘めていて愛らしく魅力的だ。

 

?脇を固めるのが「ダイモン」と呼ばれる動物たち。
それと、仲間となる鎧を着た白熊。これらが生き生きと魅力的に活躍する。

 

?舞台である冒険世界が「パラレル・ワールド」という独特の世界。
同じ時間軸に平行して存在するという世界。
2作目以降は、この違う世界が展開されるというからさらに興味がわいてくる。