映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「タペストリーホワイト」

  "「勉強もいいけど、大人になたら素敵な恋をするのよ。
      ベルマークを集めているように幸せな恋を。」”

恋愛小説大好き男が、小説と1枚のCDを持ってきた。
それが大崎善生著「タペストリーホワイト」(文藝春秋。06.10.30刊)と、キャロル・キングのアルバムCD「Tapestry つづれおり」(1971)。
このアルバム、全世界で2000万枚のセールスを記録したという名盤らしい。

この本は、著者と同世代の女性が主人公で、キャロル・キングの歌をそれぞれのキーワードにして物語が展開されている。

 1.Will you Love me tomorrow ?
 2.You've got a friend
 3.It's too late
 4.Tapestry


CDを聴いてから、小説を読む。そんな読み方がぴったり。

キングの乾いた声に、切実で実直な物語。

音楽のイメージが広がっていくところを楽しみたいので、映画化は期待しないほうがよさそうである。

優しい気持ちにさせてくれるさわやかな青春小説。

本の装丁もいい。

本は返したので、自分も1冊購入して書斎に飾っておこう。