「本命なき混戦」といわれた第79回アカデミー賞の授賞式の模様を
WOWOWで見た。
同時中継版のほうは、同時通訳が聴き取りにくく見るのを断念。
翌日に放送された日本語字幕版のほうを見た。
私の主要部門6部門予想(2月24日ブログ)結果は、4勝2敗。
混戦で予想混迷のなか、われながらまあまあの成績だった。
作品賞が「ディパーテッド」というのは正直驚き。
いくら「最もハリウッド映画らしい作品」(ロサンゼルス・タイムズ紙)とはいえ、しょせんは香港映画のリメイク。
いまや他人のふんどしで作るのが「ハリウッド的」ということか。
今年の授賞式、社会貢献や環境問題などもアピールしていたが、全体に盛り上がりもハプニングもなく低調な授賞式だった。
そのなかで唯一、ゴア元副大統領と司会者のやりとりが本職俳優以上で面白かった。
また、渡辺謙が外国語映画賞50周年のプレゼンターとして登場し流暢に英語を喋っていた。
過去の外国語映画賞のアンソロジー。
イタリア映画「靴みがき」ではじまり、日本「羅生門」、フランス「禁じられた遊び」、スペイン「海を飛ぶ空」、ドイツ「ブリキの太鼓」、ソ連「戦争と平和」等の名画シーンが続々登場。
とてもなつかしく、最後はイタリア「自転車泥棒」のラストシーン場面で感きわまった。
映画はハリウッドだけではないぞ!