”天然キャラの少女に
萌える男子の純情!
キュートで奇抜な恋愛小説in京都”
4月5日発表予定の2007年本屋大賞ノミネート作品森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」(角川書店。06.11.30刊)を読んだ。
なんとも痛快な青春恋愛小説である。
こんな彼がいたら女性はクラクラ。
おじさんには、こんな彼女と、とことんお酒を飲みたいと思うことうけあいである。
舞台は京都。これがいい味。
魑魅魍魎は跋扈する京都の街に巻き起こる狂乱絵巻の「鴨川ホルモー」(万城目学著)と同様に、京都が生き生きと神秘的に描かれている。
著者の森見登美彦(もりみとみひこ)は、79年奈良県生まれで京大卒。
彼と彼女が交互に語るその語り口がうまく、摩訶不思議な森見ファンタジー・ワールドに引き込まれてしまう。
この本はコメントが難しい。
読み進めるうちにイメージが膨らむのが楽しい。
ともかく読んでみて欲しい。