第94回アカデミー賞のノミネート作品が、2月8日に発表され、
濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が、
作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の計4部門でノミネート。
受賞したわけでもないのにマスコミ報道は過熱気味だ。
「作品賞ノミネートは1世紀近いアカデミー賞の歴史で、初の快挙」
などの報道は、確かに誤りではないが。
1世紀近いアカデミー賞の歴史で言えば、ここ数年以前は英語映画以外の作品賞は
「外国語映画賞(現在は国際長編映画賞)」部門でしか受賞できなかった。
世界三大映画祭(ベネチア、カンヌ、ベルリン国際映画祭)とは異なる”アメリカ映画人による映画の祭典”アカデミー賞のマスコミ報道過熱には少し違和感を感じている。