映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

アカデミー賞授賞式を観る

昨日発表されたアカデミー賞授賞式の生中継をWOWOWで観た。
2年ぶりにドルビー・シアターでの授賞式開催で華やかに進行、
3人の女性による司会も軽妙で祭典を盛り上げていた。

濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が、
作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞にノミネートされたが、
国際長編映画賞を受賞。
監督の英語によるスピーチも堂々たるものだった。

作品賞は、ろう者家族を描いたシアン・ヘダー監督の
「コーダ あいのうた」。
会場で作品賞が読み上げられると、皆が手話での拍手で迎えたのには驚いた。
この作品で助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーの手話でのスピーチも感動的だった。
アカデミー賞の歴史に新たな一ページが加わった。

残念だったのは、ウイル・スミス。
ドキュメンタリー部門のプレゼンテイターであるクリス・ロックお得意のジョークに対して怒ったウイル・スミスが、突然舞台に上がってクリス・ロックの顔面に平手打ちをするというハプニング。
いかなる理由であれ祭典中の暴行行為は許されないだろう。
ドキュメンタリー部門受賞作がハーレムで開催された黒人ロックフェスティバルを扱った作品だけに、水をさされてしまった。
その後、主演男優賞を受賞した涙のスピーチも半減した感じだ。

主要6部門、私の予想が当たったのは半分の3部門だったが、毎年恒例のブログ予想も楽しみのひとつ。
さて来年は・・