1950年代、テレビの脅威に対抗して映画界は超大型画面を誕生させた。
その一つが、「シネラマ」。
シネラマは、3本レンズの専用カメラを使い撮影し、映画館では、3台の専用映写機で超大型湾曲スクリーンに映写する新技法。
私は1960年に東京日比谷の帝国劇場で、「これがシネラマだ!」に続く第二弾「シネラマ・ホリデー」を観た。
3つの画面の,つなぎ目が気になるという欠点はあったが、その超大型画面でアルプス連峰を空から観た迫力は、忘れられない映像体験だった。
昨年ハリウッドにあるシネラマ・ドームが閉鎖されるというニュースにより、シネラマの再評価があるようだ。
YouTubeを観て、忘れていたシネラマの思い出が、一気によみがえった。
"This is Cinerama". 2017 trailer for the restored version
https://www.youtube.com/watch?v=vrzjdlyZCD8