映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「殿、利息でござる!」

予告編を観たとき、殿様に銭を貸してその利息で町を救う・・なんて馬鹿な話だと思っていたら、予告編の最後には、「実は実話じゃった。」とオチ。
あまり観たいとも思わなかったのだが、邦画では珍しい新聞の全面広告を読んでみると、確かに面白そう!
ぴあ「観たい!映画ランキング」第1位で、ネット評価も高いので、観に行く。

原作は、「武士の家計簿」の作者・磯田道史が実在の人物を描いた「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」。
そう、「無私の日本人」が重要なテーマ。
現代日本人が忘れていた”清貧の教え”。
そして、家に伝わる”家訓の教え”。
過去の歴史に学べ!とばかりで、我が年代には共感することしきり。
それが父子愛に繋がる感動的なドラマ展開となっている。
笑って、泣いて、というコメディーの王道をなつかしの時代劇でやってのける爽快さ。

阿部サダヲ以下豪華配役陣も楽しませてくれた。

都知事さま、政治資金で入場券を購入しても許しますから、この映画是非ご覧ください。