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リアルサウンドトラック
ＮＨＫＢＳ２では、”没後１０年黒澤明特集”として全作品が放映されているが、関連番組「クロサワ アイカーブ特集 我こそは”七人の侍”」を観た。
この映画にのめりこんだゲスト達が語る、それぞれの「七人の侍」。
これが面白かった。
ゲストのなかで出色だったのが、今は亡き「天才バカボン」の赤塚不二夫。
愛猫家で、飼い猫の名は「七人の侍」で三船敏郎が演じた役名「菊千代」と同じにしたという。
百姓が侍を雇うことに決めた村の長老のせりふ「やるべし」からとって、赤塚コミックのキャラ「べし！」が出来たというエピソードも笑える。
また、映画館で予告編を観てワクワクしたという。
真っ黒な画面に、斜めの文字で「七人の侍」、そして「撮影快調」というだけの予告編だが、この文字とバックに流れる早坂文雄の「侍のテーマ」音楽に、しびれたという話に共感。実は私にも同じ記憶がある。
番組ではこの「侍のテーマ」のほか「志野のテーマ」、「田植え唄」の三曲が生演奏され、改めて早坂文雄の偉大な映画音楽を偲ぶ番組でもあった。
