映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「悪の教典」

貴志祐介の”このミス第1位”原作を、三池崇史が監督したサイコミステリー。
教師の狂気の殺戮なんて、昔なら絶対ありえない絵空事と思えてしまうのだが、今日この頃なら現実感があると思えてしまう。
そう見せているから、怖いのだ。

普段の熱心な先生の顔と悪の顔を演じる伊藤英明がいい。
何度も映画化されている「三文オペラ」の”マック・ザ・ナイフ”の曲の使い方や、AED・ペットボトルなど伏線の見せ方、うまいですね。

最後には、“to be continued”と!
えっ!、続編があるの?
いや、この手の犯罪は、現実に”これからも続くぞ”と言う事なのだろう。

伊藤英明といえば、「海猿」シリーズ。
海猿シリーズ完結編”と宣伝した映画3作目「THE LAST MESSAGE 海猿」は大ヒットしたため、4作目も作られて今年公開された。
3作目は、公表の”完結編”ではなく、まさに“to be continued”だったのだが。