映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」

なぜ猿が人間以上の知能をもち、地球の支配者になったのかという謎は、この映画の予告編を観ればわかってしまう。
そう、アルツハイマー治療の画期的新薬なのだ。
私は謎解きを既に予告編で観てしまっていたので、残る謎は、なぜ人類文明は崩壊してしまったのかだ。これは映画の最後に明らかに。

1968年に発表された「猿の惑星」は、衝撃的だった。
以来リアルタイムでシリーズ全5作を見続けたが、そのたびにストーリーの卓抜さに満足してきた。
だが、今回の映画、肝心のストーリーが、いただけない。
上記ふたつの謎解きに、新鮮さや意外性がない。
期待が大きすぎたのが、いけなかった。

でも、猿の表情は抜群に改善されていて、シーザーの眼の演技には驚く。こちらが見所というべきか。

予告編を観ていないひと、シリーズ全作を観ていないひとには、新鮮な驚きがあるので、おススメ。