映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

TVシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」をビデオ鑑賞して、その哲学的で宗教的な難解さ、心理描写の特異性、ベートーヴェンやバッハの巧みな音楽の使い方などに共鳴し、すっかりハマってしまった。

その後、「劇場版」も「新劇場版」も映画館で鑑賞してきたので、期待に胸ふくらませて新作を観てきた。

「新劇場版」シリーズの第1作「序」、第2作「破」は、使徒との戦いが中心のアクションドラマ仕立てとなっており、映像の質が極めて高く、劇場版にふさわしいもの。
「序」、「破」とくれば。第3作目は「急」なのだが、「Q」となっている。

前作から14年後という「急」展開の内容。
展開が激しすぎて意味不明だらけなのだが、これもエヴァ・ワールドのお約束。
意味解きもファンの知力・想像を駆り立てるのだ。

今回もまた圧倒的な映像に酔いしれる。
シリーズ独特の雰囲気もまたエヴァ・ワールドそのものなのだろう。

原作・脚本・総監督:庵野秀明