映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ポンペイ」

予備知識もなく時間つぶしに観たのだが、おもしろかった。
劇場は3D上映がなく2D版だったが、3Dで観るべき作品。
監督は3Dがお得意のポール・W・S・アンダーソン。宣伝用ポスターには、”「バイオハザード」監督最新作”というキャッチコピーで異例の扱い。

西暦79年の古代都市ポンペイ
ベズビオ火山が噴火して海に沈む都市。
それでも直前までお互い憎み争う人間たち。

お話は単純だが、この単純さが成功。
往年のスペクタクル巨編「スパルタカス」「ベンハー」「ローマ帝国の滅亡」等のいいとこどりで、オールドファンには、なつかしい。それに加えて往年のパニック巨編「大地震」が加算されて怒涛のアクション映画になっている。
悪役キーファー・サザーランドも明快そのもの。
あれこれ考えないで画面に、のめりこめる。

火山の大噴火、火山灰、火砕流、大地震、大津波・・
わが国でも体験したことのある災害。
大自然の脅威の前に、なすすべのない人間。
自然には勝てないが、せめて”人災”はない世の中と願うばかり。