映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「タイタニック 3D」

3回目の劇場鑑賞。
今回は「3D版」。スーパーインポーズでセリフを読んでいると3D画面に集中しにくいので、あえて「日本語吹替え版」を選択。
いつもの「軽量クリップオン型3Dメガネ」持参。
3時間15分の長さだし、途中休憩もないので、水分を取らずに、いざ劇場へ。

さすが、というか、良くできた名作で、またまた感動してしまった。

100歳を超えた老女ローズの語りで始まるが、観客は最初から、登場人物のほとんどが死ぬことが分かっていながらドラマを追う。
だからこそ、生前の生き生きとした人々の姿に感動し、涙する。
宝石の行方がミステリー仕立てにもなっており、老女ローズの登場が映画構成上の核になっていることを再認識した。

今回はローズ(ケイト・ウィンスレット)の心の変化にも注目して観た。
晩餐会でのジャック(レオナルド・ディカプリオ)が貧乏でも自由だ、”人生は贈りもの”だという発言に気持ちが動くところや、宝石泥棒は罠だと信じるくだり等に共感。

3D画面は美しく(暗くない)、ケイト・ウィンスレットは、2Dより美しくなったのではないかと思うほど。
水中場面やタイタニック号の沈没パニック場面では3D効果が十二分に発揮されていた。

新たな発見もあり、十分楽しめた。
やはり、「名作」と呼ぶにふさわしい作品。