歌舞伎俳優の市川亀治郎が、四代目市川猿之助(えんのすけ)を襲名するという嬉しいニュースが。
私が歌舞伎にはまったのは、まさに三代目猿之助の舞台だった。
大掛かりな舞台装置、宙乗り、早替わり等歌舞伎の面白さ、劇場でしか味わえないスペクタクルの魅力が満載だった。
亀治郎は猿之助主宰のスーパー歌舞伎を離れ、蜷川歌舞伎や新作歌舞伎に挑戦し、「亀治郎の会」で活躍中であり、油に乗っている年代であるし、なにより猿之助歌舞伎の継承者にふさわしい仕事をしてきた。
このニュースに加えて映画俳優の香川照之が、九代目市川中車(ちゅうしゃ)を襲名するというので、びっくり!
猿之助との親子関係は断絶していたものと思っていたが、修復されたのだ。
長男の政明(7歳)も、五代目市川団子(だんこ)として初舞台を踏むとのことで、
これで「澤瀉屋(おもだかや)」は、盤石となった。
香川照之は、どのような歌舞伎役者となるのだろうか。興味は尽きない。