映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

最後の「歌舞伎座さよなら公演」

歌舞伎座さよなら公演も今月限り。16日を残すだけとなった。

第2部を観てきた。今日も満席。
寺子屋」は、幸四郎玉三郎勘三郎仁左衛門
三人吉三」は、菊五郎團十郎吉右衛門
「藤娘」は、藤十郎
と、さよなら公演ならではの豪華絢爛たる配役陣。
こんな素敵な体験は今後しばらく無理だろう。

私が初めて歌舞伎座に行ったのは、中学生の頃。
江戸っ子で芝居好きの父に連れられて以来半世紀親しんだ劇場だ。

学生時代はもっぱら一幕見席、就職してからは3階席、管理職に昇格してやっと1階席か2階席で観ることができた。
退職金をもらって最初に購入したのが歌舞伎座の株だった。

正直、歌舞伎の観劇料は高いと思う。
新しい歌舞伎座では、一幕見席を増やし、現在のような昼・夜2回制(5時間)をやめて、1日3回制(3時間)として、その分観劇料を安くしてはどうか。
今日の3回制、3時間は、ほどよい時間で心地よい観劇ができた。