歌舞伎十八番といえば「勧進帳」
【画像:38675.jpg】 【画像:38676.jpg】
【画像:38677.jpg】 【画像:38678.jpg】
新春気分を味わうために歌舞伎座へ行ってきた。
昼の部公演は、初春を寿ぐ祝儀舞踊「松竹梅」から始まる。
松竹梅の三段返し舞台で、華やかに梅玉、芝雀らが華麗に踊る。これで一気にお正月気分に。
続いての演目は、吉右衛門が「俊寛」を熱演。
お目当ての「勧進帳」は、弁慶役900回の偉業を成し遂げた幸四郎が、役にはまり、いつもながらの大舞台を盛り上げる。
「勧進帳」過去10回は観ているだろうが、何回観ても飽きないから不思議だ。
この「勧進帳」、今月の大阪松竹座で、江戸の団十郎(弁慶)と上方の藤十郎(義経)が史上初の共演ということで話題となっている。
こちらはNHKテレビ中継で観たが、こうした新しい試みは歌舞伎振興に大いに貢献するし、賛成だ。
一方、映画では黒澤明監督の第4作「虎の尾を踏む男たち」(1945年)が有名。終戦前後の窮状のためセット撮影のみで創りあげた映画。
弁慶役は大河内伝次郎。エノケンこと榎本健一を強力役で演じさせて、大衆的な作品にしたことが斬新だった作品。