映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

文楽「芦屋道満大内鑑」

本場大阪の国立文楽劇場文楽を堪能してきた。
観たのは、第2部「芦屋道満大内鑑」。

今月は第1部の「心中天網島」のほうが人気のこともあり
第2部のほうは10日前に電話予約しても、前から3列目中央と願ってもない席を確保できた。ラッキー!
東京からでも切符は劇場窓口預かり(前払い不要)なので助かる。

かつてブームだった陰陽師・安倍清明の伝説にもとずく演目。
みどころは「葛の葉子別れの段」。
子供と別れねばならない狐・葛の葉の哀切、母親の情をたっぷりと聴き味わせてもらった。
狐が化けて、といえば「義経千本桜・狐忠信」でもお馴染であるが、文楽ならではの世界がくりひろげられる。

葛の葉の人形遣い人間国宝吉田文雀

80歳を超えても狐の人形の扱いもなめらかで、驚くばかり。

大阪記念に、桐竹勘十郎の原画スタンプ(写真)をパンフレットに押してきた。