映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

テレビで観る文楽 

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お正月ゆっくりとテレビを、ということで、昨年末
NHK・BSハイビジョンで放送された10時間におよぶ文楽中継
仮名手本忠臣蔵<通し狂言>」を観た。

この全十一段を通しで一気に見ると、日本が世界に誇る大傑作舞台だということが、改めてよくわかる。

テレビで見る文楽中継は、人形遣いが手に取るように見えるのが実にいい。
義太夫語りも字幕で完璧。
平成16年11月大阪国立文楽劇場での中継録画だっただけに、全盛期の吉田玉男が操る大星由良助の人形ぶりを十分堪能できた。

テレビでは幕間に、文楽太夫豊竹咲大夫と、作家いとうせいこう文楽の魅力をたっぷりと語ってくれた。
主役の由良助は、開幕して2時間半たってから、やっと登場するという作劇の妙。雪月花という季節感。
いとうせいこうは「これは連歌の世界」といいきる。

文楽はテレビ中継でも十分楽しめることを発見。


仮名手本忠臣蔵 過去ブログ> 
歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 
https://iiiro.jp/blog/eiga06/13426.html
題名の意味とは? 仮名手本忠臣蔵 https://iiiro.jp/blog/eiga06/13382.html
映画界での仮名手本忠臣蔵 https://iiiro.jp/blog/eiga06/13381.html
文楽で観る仮名手本忠臣蔵 https://iiiro.jp/blog/eiga06/13380.html