オスカー俳優ショーン・ペンが映画化権を10年越しで 私は彼の作品を初めて鑑賞。
獲得し、自ら監督に専念した映画。
これが監督4作目というが、
目指すはアラスカ、”荒野へ”。
途中で出会う人たちとの交流が、なんとも温かく、自然の偉大さと物質文明とを対比しながら、主人公といっしょに旅する快感を味わうことができる。
これがロード・ムービーの醍醐味。
厳しい自然を映しだした映像美も堪能できる。
これがほんとうに実話だったのかと疑うほどの、崇高で純粋な生きざまを見せられて、素直に感動した。
映画配給会社に注文。
邦題の「イントゥ・ザ・ワイルド」という言葉から連想する世界とこの映画とはマッチせず、原作ノンフィクション小説と同じ「荒野へ」としたほうがよかったのではないか。