映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「奇跡のシンフォニー」

 

 ” きっと会える。
   この音の先に、愛が聞こえるから。 ”

 

養護施設で育った11歳の少年が、まだ見ぬ両親の絆を信じて、音楽で奇跡を呼ぶという、出来すぎたお話なのだが、けっこう引き込まれてしまい、感動させられた。

 

音楽を信じる映画だからこそ、教会でのゴスペルと
パイプオルガン、父親が切々と歌うバラード、見せ所・聞かせどころのラストのNYフィル演奏曲など、

そしてNY街の雑踏や麦畑の風音も、すべてが心地良い音楽となって、観るものに迫る。
これだけでも十分価値がある映画。

 

監督は女性監督のカーステン・シェリダン。
少年役フレディ・ハイモアのさわやかな笑顔が、映画の好感度をあげている。