映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

テレビドラマ「ツイン・ピークス The Return」が凄い

あの米テレビドラマ「ツイン・ピークス」が、25年ぶりに新シーズンとして復活。

私は25年前このドラマに、はまった。
映画版「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー 最期の7日間」も観たし、オリジナル・サウンドトラック CDも購入した(睡眠導入に抜群で、いつもベッドサイドで聴きながら心地よく眠っていた)。
だから、この新作は嬉しい。
旧シーズン同様デヴィッド・リンチが監督を務める。しかも全話監督するというのだから文句なし。
音楽も前作同様、アンジェロ・バダラメンティが担当。

WOWOWで1話、2話を観た。
25年後のツインピークスが舞台。
おなじみグレート・ノーザン・ホテルや保安官事務所の場所ばかりでなく、多くのキャラクターが前作から俳優を変えずに25年後の姿で登場。
赤いカーテン裏の部屋、小人、巨人や死んだはずのローラ、謎の丸太おばさん、シュールな白い馬まで登場すれば、もうリンチ・ワールド全開。

今回は新たに、NYが舞台のガラスの見張り、サウスダコタの猟奇殺人事件が加わり、すべてが不可解で予測困難。
前作も最後まで不可解だった。
これこそがリンチ・ワールドの神髄で、現代アートの楽しみ方と同じような感覚で楽しむのがよい。

今夜の3話放映が、また楽しみ。