映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「パリに見出されたピアニスト」

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ドキュメンタリー映画のような邦題。
原題は”AU BOUT DES DOIGTS”ピアノの”指先で”といった意味らしい。
ポスターのキャッチコピーには「この指で、未来を拓く」とあるので、こちらのほうが原題に近く、いいと思う。

ピアニストとして才能を持ちながら、貧困生活ですさんだ青年が主人公。
駅に置かれた 1 台のピアノの演奏を耳にした名門音楽院のディレクターによって才能を見いだされる。
”なぜピアノを弾くのか”と問われた青年の転機。
ピアノコンクールに挑むことになる。

主人公の青年を演じるジュール・ベンシェトリは、名優ジャン=ルイ・トランティニャン(「男と女」など)を祖父にもつ期待の新人。

予想できる展開なので安心して観ることができ、肩の凝らない映画も嫌いではない。

クラシック名曲を聴かせる映画なので、やはり音響の良い映画館で観てよかった。

評価 ★★★☆☆